ミズノプロジェクト2
〈KA法〉
木のグループでは、各自でインタビューしてきた
「偶然の出会い」の価値をKA法を使って整理しています。
KA法とは、
どんな小さな出来事にも「価値」が潜んでいると考え、
一つ一つの出来事から価値を導出する方法です。
このように、カードを T字に区切って
・出来事▷ユーザーの心の声▷出来事の裏にある価値
の順に他人であるユーザーの体験を想像し、
自分の言葉で表現しなければなりません。
〈モヤモヤ〉
KAカードを書くにあたって、私たちの中には言葉でどう表せばいいのかわからないモヤモヤが生まれました。
「偶然の出会い」の調査では、
・いつ・どこで・だれと・どんなきっかけで・その後
この5つを共通のインタビュー項目としていたので、
インタビュー相手の「偶然の出会い」がその後どのように進展したのかを、
KAカードを考える時には既に把握してしまっていました。
そのため、どこまでをその出会いの出来事として捉えるべきなのかわからなくなりました。
例えば、
「去年の夏に、旅行先で、ある男と、ナンパをきっかけに出会った。その後、交際に発展した。」
という出会いの場合に「出来事」の欄に書くのは
「旅行先でナンパされた。」なのか、「旅行先でナンパされた人と交際に発展した。」なのか。
どちらにするかで心の声も価値も変わってくるので
混迷したのですが、
私たちが価値があると感じたのはその後も含めた
出会いだったので、その方向性でいくことにしました。
〈分類〉
KAカードを考え終えて、様々な形で価値を分類してみました。
その価値が感情を生んでいるのか、行動を生んでいるのかで分けたり、現在における価値なのか、それとも未来まで繋がる価値なのかを時間軸で考えてみたりしました。
〈明確化してきたこと〉
・私たちが対象にしたいのは、人と人との出会いであること
・ここでの「出会い」は初めて会ってからその先の関係性も含めたものであること
、、じゃあここから、商品にどう繋げればいい?
〈これから〉
調査や分析をしてみたものの、
「木」を使った人と人との繋がりに価値を生み出す商品って、どう考えればいいんだろう。と思います。
コミュニケーションとか、繋がりとか、偶然の出会いとか色々言っているけど、
このままじゃものすごく広いものになってしまっているので、もう少しターゲットを狭めてもいい気もします。
だけど、そうなるとプロジェクト目標に沿ったものではなくなってしまったり、今までやってきたこととのズレが生じてしまったりするのではないかとも思います。
ここからは、時間とアイディアとの戦いになりそうです。。。