明日何するかも決められないのに。
これまで参加したインターンについて、毎回のメモを見ながらまとめていきます。
辞めたって転職したっていいんだから、気楽にやりなさいってわけにもいかないみたいです。
銀行①
初めてのインターンは、8月26日の地方銀行の対面での座談会でした。
インターンとは言えないのかな。
私は、数字には苦手意識があるし、たっくさんの数字に囲まれて仕事するなんて荷が重すぎる、向いてない。そこまで把握していたのに、地元での就職を考え始めたのでなんとなく地方銀行とかかな?って本当になんとなく参加しました。
この日は、金融業界のこと、銀行の役割、fintechの取り組みなどのお話を伺い、後に質疑応答という形で、特に緊張するようなことはありませんでした。
これからの銀行については、人生100年時代と言われる今、銀行として顧客に何ができるのか。デジタル技術の活用によって事務作業を効率化されたことで、顧客のニーズと向き合う時間が増えている。などなど。。。
お話を聞いていると、銀行って意外と数字というよりお客様と向き合う仕事なんだなということがわかってきて、もしかしたら、そんなに苦手な職種ではないのでは?と思うようになりました。だからと言って、したいと思う仕事でもないわけです。。。
その日担当してくださっていた行員さんは、大学生のうちにやるべきことは?という他学生の質問に対して、「勉強や資格取得も大切だけど、お客様にお話しできるネタづくりのためにも色々な経験をしたほうがいい。たくさん遊んだほうがいい。」ということを仰っていました。なんとなく行ってみた旅行先やちょっとしてみたスポーツがお客様との共通の話題となって信頼関係を築くきっかけとなるんだとか。。。
学生には学生時代にしかできないことがあるみたいです。
とりあえず行ってみる、やってみるが色んなものに繋がっていくんだなと思いました。
食品①
翌日の8月27日は、製パンメーカーのインターンに参加しました。1dayの対面です。
内容は、秋の新商品開発を体験してみようというもの。
ターゲットを「働いている30代女性」とすること、「地域の秋の旬の食材」を使用することの2つの条件を与えられ、実際にメーカーさんで使われているようなコンセプトシートを用いて、自分一人で新商品コンセプトを完成させました(3密を避けてグループワークはなし)。
2つの条件以外のパンの特徴、食シーン、価格、食感、生地などはすべて自由に決められたのですが、限られた時間ではなかなか詰められないなというのが正直な気持ちでした。
そして、その後に加えられた条件が1つ。「生産性の高さ」です。
参加した製パンメーカーさんのパンのほとんどは、スーパーに並び、主婦が手に取り、朝の食卓に用いられることを想定して作られたもの。一般の主婦は、朝ごはんにそんなにお金をかけられないし、スーパーに並ぶパンなんて「安く」ないと売れないそうです。(コンビニのPB商品は、主にターゲットを男性としているのでまた違うそうです。)
「生産性とはなにか」という説明に入ると、生産性が高いということは、付加価値が低いということだから、生産性を追求しすぎると商品の付加価値が下がってしまう。そのバランスを考えながら、新商品を提供してくださいとのことでした。大量生産ができて、機械化ができて、効率的に収益化できるパン。。。
「おいしさ」や「食べたときの気持ち」は二の次なのかなと感じてしまいました。
私たちは、スーパーで売られている商品が大体どのくらいの価格なのか、平均だったり上限下限だったりを聞かされないまま一人で考える時間に入りました。
生産性、安さと言いながら価格設定についての補足説明がなかったことに、どんな意味があったのかは考えきれませんでした。
全員のコンセプトシートが集められ、フィードバックの時間に入ると、そこでも「価格」と「生産性」について、全体的に価格設定が高すぎるからこれでは生産性が保たれないといわれました。
たった一日のインターンで、私がこの製パンメーカーさんに対して持った感想は、
「あ、ここは、みんなのおいしいやみんなの幸せを食べ物で叶えようとする場所ではないんだな」です。おいしいモノをつくろうとはしているけど、その前に生産性が来る。
世の中にたくさんの商品を送り出しているメーカーなんだから、それが当たり前のことなのかもしれません。だけど、私のしたいモノづくりとはまた違うのかなと思いました。
本当に自分がしたいと思ってることは何なのか、したいの中にも種類があること。
企業の理念やモノづくりに対する思いによっては、したいことではないということ。
色々な気づきがあったので、本当に参加してよかった。
でも、まだまだ見えてないところばかりで、もっと知ってもっと考えれば違うなにかが見えてくるかもしれません。なんとなく、行ってみるしてみるを続けて、行く意味、いった意味を考えられたらいいなと思います。
銀行②
9月10.11日でまた違う地方銀行の2dayインターンに行きました。
1日目は、ある大手企業の有価証券報告書を用いて財務分析をし、銀行としてその企業に対してどのようなサポートができるかの提案をしました。財務分析と提案はグループワークで、知らない人となんとか試行錯誤しながらという感じで、そんなにグループのみなさんのことを知ることはできませんでした。一応、同じ大学で固められていたのですが、特に盛り上がることもなく、みんなが自分を隠しているみたいですごくやりづらかったです。
遠慮なしに気にせず、ガツガツ。課題です。
2日目は、投資信託の相談と提案のロールプレイングをしました。
ここでも、人生100年時代です。老後に向けての資産形成、資産運用によるお金の循環。タンス貯金が大好きな日本人にどう訴えかけるか。やっぱり苦手だなとしみじみ。
銀行のインターンでいわれることは、すべてあまり頭に入ってきません。
イメージがわかないというか、なんというか。
ちょっとだけ向いてるのかも?と思ったりもしましたが、
このグループワークで、自分が思っているより人と話すのは上手くないということがわかったし、心底お金の話は理解できないと思ったし、よーく考えたらやっぱり向いてないのかも。
じゃあ、何ならできるのか。第一志望以外の働きたい場所ってあるのか。
仕事は仕事、プライベートはプライベートなのかなんなのか。わからないです。
食品②
9月25日、ゼミを少し早く抜けさせてもらって、初めてのオンラインインターンに参加しました。オンラインだからと言って特にやりづらさは感じず、企業さん説明がすごく丁寧だったので、むしろスムーズに進みました。
BtoCを大切にしてある食品メーカーさんで、多数のブランドを構えてお出汁や明太子などを販売されています。会社説明では、「ユニークな企業であり続けたい」「独自性の追求」「大手にはできないことを」「こだわりを届ける」「ありがとうの気持ちの体現」「おもてなしの精神」「本当の幸せ」そんなほっこりする言葉の数々が度々。
オンラインならではのやりにくさを感じなかったのは、そういう企業理念だったり、精神だったりをインターンに参加した学生に向けてくれていたからだと気づきました。
ここでも、新商品の提案という形でグループワークを行いました。
ターゲット、コンセプト、イメージ、シーン、販売形態、価格、45分程度のディスカッションですべてを決めなければならないは、やっぱり難しかったですが、
企業のモノづくりに対する姿勢に共感することができれば、どんどんイメージがわいてきてくるんだなというのが発見です。
私が経験したいモノづくりってこういうことなのかも。とか、こういう雰囲気の会社っていいなとか。一番前向きなイメージができたなと思います。
こだわったからこその高価格って、好きだなと思います。
大手ほどたくさんの人には売れないかもしれないけど、
AO入試の面接で杉本先生に聞かれた「たくさん売りたいの?」って言葉に引っかかったときのことを思い出しました。その時は「はい!」って言っちゃったけど。。。
その時から、そういうわけではなかった気がします。
その時は、みんなのおいしいを叶えるコンビニスイーツを作りたいっていってたけど、今はこだわったモノづくりに関わりたいという感じかな。